【賃貸編】仲介手数料を値切るお客さんはダメって本当?

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【賃貸編】仲介手数料を値切るお客さんはダメって本当?

この記事のオススメ読者

①不動産の賃貸において、仲介手数料の値下げをお願いしたいとお考えの方。

②お部屋の仲介手数料を交渉せずに、最大無料にしたいとお考えの方。

③新生活に向けてお引っ越しを検討しており、初期費用をできるだけ節約したいとお考えの方。

ベビゾウ
仲介手数料の値下げ交渉って禁止なの?

リノゾウ
そんなことはないよ!
今日は「仲介手数料の節約術」を紹介するね!

こんにちは、リノゾウです。

不動産の賃貸において、「仲介手数料の値下げ交渉はNGなの?」と疑問を抱いている方も多いかと思います。

結論から述べると、仲介手数料を交渉することはNGではありません。

ただし、不動産屋さんによっては、嫌がられたり、断られたりするケースがあることも事実のようです。

そこで本記事では、「仲介手数料を交渉せずに最大無料にする方法」をご紹介します!

本記事は、次の構成で話を進めています。

それでは早速、本編に移っていきます。

➊交渉不要で仲介手数料を最大無料にする方法

はじめに、賃貸の仲介手数料を交渉せずに最大無料にする方法をご紹介します。

結論から述べると、この記事でオススメする方法は、下記2つのサービスを活用するやり方です。

 

上記のサービスを活用することで、交渉せずに仲介手数料を最大無料にすることが可能です。

交渉が不要のため、時間を無駄にすることも、不動産屋さんを嫌な気持ちにさせることもありません。

該当エリアでお部屋をお探しの方は、各サービスを活用してみてはいかがでしょうか?

➋仲介手数料の概要

次に、賃貸の仲介手数料について、簡単にご説明します。

端的にいうと、賃貸における仲介手数料の上限額は「賃料の1ヵ月分以内+消費税」です。

ただし、居住用の建物の場合、国土交通省告示第493号において、下表のように報酬の上限額が定められています。

賃貸の仲介手数料表

引用元:国土交通省告示第493号

つまり、居住用の建物の場合、依頼者の一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」です。

例えば、家賃8万円の居住用マンションを借りるケースを考えてみます。

(8万円×0.5ヶ月)×1.1=税込4.4万円

この場合、依頼者の一方から受領できる仲介手数料の上限額は、税込4.4万円であることが分かります。

依頼者の承諾がある場合は、いずれか一方から税込8.8万円を上限として、仲介手数料を受け取ることができます。

つまり、入居者の方の承諾がない場合、居住用建物の仲介手数料の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」が原則です。

下記に、賃貸の仲介手数料の重要ポイントを簡単にまとめます。

 

賃貸の仲介手数料の重要ポイント 仲介手数料の上限額は、法令で規定されています。

 居住用の建物の場合、依頼者の一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」です。

 居住用の建物において依頼者の承諾がある場合、いずれか一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の1.0ヶ月分以内+消費税」です。

大切なことは、居住用の建物において依頼者の承諾がない場合、依頼者の一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」ということです。

以上、賃貸の仲介手数料について、簡単にご説明しました。

➌仲介手数料を交渉するコツ

続いて、最大0円賃貸くんが対応していない地域の方に向けて、賃貸の仲介手数料を交渉するコツを3つご説明します。

 

賃貸の仲介手数料を交渉するコツ①仲介手数料の値下げが可能かを事前に確認します。

②理由を明確にして値下げをお願いします。

③入居申し込み前に明確な金額を提示してお願いします。

順番にご説明します。

①仲介手数料の値下げが可能かを事前に確認します。

1つ目のコツは、不動産屋に、仲介手数料の値下げが可能かを事前に確認することです。

理由は、不動産屋さんにとって唯一の報酬が仲介手数料だからです。

不動産屋さんは、仲介業務にあたり、写真撮影や現地調査、物件紹介や内見対応、契約手続きなど、多くの業務を無料で行っています。

そのため、唯一の報酬である仲介手数料を値切られることを快く思わない業者さんも多いようです。

お互いに不快な気持ちにならないためにも、仲介業務をお願いする前に、仲介手数料の交渉が可能かどうか、確認すると良いかと思います。

②理由を明確にして値下げをお願いします。

2つ目のコツは、理由を明確にして値下げをお願いすることです。

前述の通り、居住用の建物の場合、依頼者の一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」です。

この報酬の上限額は、法令で規定されています。

万が一、不動産屋さんから仲介手数料に関する説明がなく「賃料の1ヶ月分+消費税」を請求された場合は、下記の資料などを明示し、交渉すると良いかと思います。

 住宅賃貸借(借家)契約の手引 (令和2年度版)
発行元:一般財団法人 不動産適正取引推進機構

参考までに、該当ページの画像を下に引用します。

お願いする際などに、もしよろしければご活用ください。

住宅賃貸借(借家)契約の手引

③入居申し込み前に明確な金額を提示してお願いします。

3つ目のコツは、入居申し込み前にハッキリと金額を提示してお願いすることです。

理由をご説明した上で、仲介手数料の具体的な金額を明示し、まとまった場合は入居申し込みをお願いしたい旨をお伝えします。

入居申し込みをしてしまった後ですと、不動産屋さんの負担が大きくなってしまいますので、入居申し込み前が良いかと思います。

以上、賃貸の仲介手数料を交渉するコツについて、簡単にご説明しました。

➍賃貸の仲介手数料を交渉する注意点

次に、賃貸の仲介手数料を交渉する注意点を3つご説明します。

 

仲介手数料を交渉する注意点①仲介手数料を値下げできる前提の交渉はNG。

②無理な値下げ交渉はNG。

③横柄な態度などはNG。

順番にご説明します。

①仲介手数料を値下げできる前提の交渉はNG。

仲介手数料は、基本的には、仲介業務において、不動産屋さんが受け取れる唯一の報酬です。

そのため、「仲介手数料を値引きしたい」と考えている不動産屋さんは多くないです。

値下げをお願いしたい理由をご説明した上で、応じてもらえた場合はラッキー程度に考えておくと良いかと思います。

②無理な値下げ交渉はNG。

不動産屋さんに対し、無理な値下げ交渉をすることは、オススメしないです。

仲介手数料の上限額は法令で規定されていますが、下限額は決められていません。

ただし、下限額が定められていないからといって、無理な交渉をお願いしては、不動産屋さんに気分を害されてしまいます。

仲介手数料の交渉が難しい場合は、賃料の値下げなどをお願いするというのも1つの方法です。

仲介手数料は、賃料がベースに決まっておりますので、結果として安くすることが可能です。

③横柄な態度などはNG。

当たり前の話ではありますが、仲介手数料の値下げに応じてもらえないからといって、横柄な態度をとることはNGです。

会社の方針などがある場合もありますので、営業マンの方を責めたり、横柄な態度をとったりすることはオススメできないです。

以上、賃貸の仲介手数料を値切る注意点を3つご説明しました。

➎賃貸の仲介手数料を交渉しやすい時期

➎賃貸の仲介手数料を交渉しやすい時期

引用元:ライフルホームズ

続いて、賃貸の仲介手数料を交渉しやすい時期についてご説明します。

賃貸市場には、上図のように繁忙期と閑散期があります。

結論から述べると、値下げ交渉がしやすい時期は、4月中旬から8月中旬の期間です。

理由は、この時期は賃貸市場の閑散期であり、競合が少ないからです。

物件を探しているライバルも少ないため、時間に余裕をもってお部屋を探すことが可能です。

下記に各時期の特徴を簡単にご説明します。

1月から4月上旬

賃貸市場の繁忙期です。

入学や卒業、就職などに伴い、移動する方が多く、賃貸市場の繁忙期といえます。

入居が決まりやすい時期のため、大家さんも強気なことが多いです。

不動産屋さんもスピーディーに物件を決めたいため、家賃交渉が難しい時期です。

仲介手数料の値下げ交渉をしたい方は、この時期は避けた方が良いかもしれません。

4月中旬から8月中旬

賃貸市場の閑散期です。

繁忙期に空室が埋まらなかった大家さんが、家賃を値下げしたり、礼金をなくしたり、フリーレントをつけたり、借り手を探すために試行錯誤する時期です。

閑散期は、不動産屋さんの業務も落ち着いてくるため、交渉などをお願いしやすい時期です。

安仲介手数料の値下げ交渉などをしたい方にとっては、最適なシーズンです。

8月下旬から12月末

賃貸市場の中間期です。

お盆が明け、秋冬に向けて少しずつ物件が増えていきます。

繁忙期に近づくほど、賃貸物件数は増え、仲介手数料の交渉難易度も高まります。

優良物件をみつけたい方は、早め早めに行動すると良いかもしれません。

以上、簡単に賃貸の仲介手数料を交渉しやすい時期についてご説明しました。

➏まとめ

ここまで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。

最後に、この記事の内容をまとめたいと思います。

記事のまとめ

 賃貸の仲介手数料を交渉せずに最大無料にしたい方は、下記のサービスを活用すると良いです。
最大0円
賃貸くん

 賃貸の仲介手数料の上限額は、法令で規定されています。

 居住用の建物の場合、依頼者の一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の0.5ヶ月分以内+消費税」です。

 居住用の建物において依頼者の承諾がある場合、いずれか一方から受け取れる報酬の上限額は「賃料の1.0ヶ月分以内+消費税」です。

 賃貸の仲介手数料を交渉するコツは、下記の3つです。
①仲介手数料の値下げが可能かを事前に確認します。
②理由を明確にして値下げをお願いします。
③入居申し込み前に明確な金額を提示してお願いします。

 賃貸の仲介手数料を交渉する注意点は、下記の3つです。
①仲介手数料を値下げできる前提の交渉はNG。
②無理な値下げ交渉はNG。
③横柄な態度などはNG。

 賃貸の仲介手数料を交渉しやすい時期は、4月中旬から8月中旬の期間です。

最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

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