【宅建】独学合格テクニックや勉強時間の目安を公開!
①資格学校の費用節約のために、宅建に独学で合格したいとお考えの方。
②宅建の独学合格テクニックや勉強時間の目安などを知りたい方。
③宅建の独学合格に向けた、オススメ本やお役立ちサイトを知りたい方。
今日は「宅建の独学合格テクニック」を紹介するね!
こんにちは、リノゾウです。
資格学校の費用を節約するために、「宅建に独学で合格したい」、とお考えの方も多いかと思います。
そこで本記事では、「宅建の独学合格テクニック」をご紹介したいと思います!
それでは早速、本編に移っていきます。
- 1. 「宅建」独学合格Q&A
- 2. 「宅建」独学合格テクニック
「宅建」独学合格Q&A
はじめに、宅建の独学合格を目指す方に向けて、インターネット上でみつけた、よくある質問に対して、Q&A形式でお答えしたいと思います。
Q1.宅建の独学合格には、どんな方が向いていますか?
一般的には、次のような方が独学合格には向いているかと思います。
筆記試験が得意な方。
関連資格を保有している方。
宅建業の実務経験が豊富な方。
学習時間が確保しやすい方。
関連資格とは、例えば、土地家屋調査士やマンション管理士、司法書士などの資格です。
Q2.宅建の独学合格に必要な勉強時間はどのくらいでしょうか?
初学者の方で、「300時間から500時間」が目安と言われているようです。
勉強時間を1日2時間と考えると、5ヶ月から8ヶ月程の学習期間が必要のようです。
個人差がありますので、参考程度とお考えください。
Q3.独学の場合、宅建で満点をとることは難しいですか?
資格学校で勉強している方でも、宅建で満点をとることは難しいかと思います。
宅建は、相対試験ですので、満点にこだわらず、正答率が低い問題を捨てる勇気も大切です。
Q4.宅建の独学合格に向けたオススメ本はありますか?
宅建の独学合格を目指す方に向けて、ご参考までにオススメ本を3冊ご紹介します。
1冊目:みんなが欲しかった!宅建士の教科書
この書籍は、独学で宅建試験を突破するためのバイブル本です。
宅建試験の出題範囲が、コンパクトにまとめられた良書です。
フルカラーテキストかつ、イラストも豊富のため、予備知識がない方でも取り組みやすい教材です。
2冊目:みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集
独学合格者必携の過去問題集です。
12年分の過去問が難易度順に掲載されています。
試験問題に慣れるために、活用すると良いかと思います。
3冊目:本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士
この書籍は、本試験対策用の直前予想模試です。
「直前」とありますが、非常に難解な問題も含まれています。
そのため、試験の2~3週間前に1回、直前期にもう1回程度、取り組むと良いかと思います。
Q5.宅建の独学合格に役立つサイトはありますか?
ご参考までに、宅建学習に役立つサイトを下記に4つご紹介します。
各種法令を検索できるサイトです。
正式な法文などを調べたい際に役立ちます。
このサイトは、株式会社 スタディワークスが運営しています。
過去問題を33年分PDFでダウンロードできたり、法令制度の改正情報などを確認できたりするため、独学者にとっては重宝するサイトです。
このサイトは、宮嵜 晋矢先生が運営されているYouTubeチャンネルです。
2021年10月末現在、58,000人以上の方が、チャンネル登録されています。
このサイトは、吉野 哲慎先生が運営されているYouTubeチャンネルです。
2021年10月末現在、24,000人以上の方が、チャンネル登録されています。
「宅建」独学合格テクニック
続いて、宅建の独学合格を目指す方に向けて、勉強方法や解答方法など、テクニックを10個ご紹介したいと思います。
独学合格テクニック①教科書本は、図が多い1冊を繰り返し学習します。
②耳栓音読法により、教科書本を記憶します。
③聴覚記憶法により、教科書本を音で覚えます。
④分野ごとに、学習の優先順位を決定します。
⑤1問1答で過去問を解き、理解度を分類します。
⑥ポストイットを活用し、苦手な問題を反復学習します。
⑦予想問題を活用し、本番試験対策を実施します。
⑧予想問題では、解く順番を工夫します。
⑨時間短縮のために、マークシート専用のシャーペンを準備します。
⑩試験当日は、早めに会場へ出発します。
①から⑩まで、順番にご説明します。
①教科書本は、図が多い1冊を繰り返し学習します。
教科書本は、図やイラストが多い1冊を繰り返し学習することが効果的です。
1冊の教科書本で理解しにくい分野は、 インターネットやYouTube動画などで知識を補完すると良いかと思います。
本の選定に悩まれている方は、「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」を書店などでご覧ください。
分野別に3分冊になっており、持ち運びにも便利です。
②耳栓音読法により、教科書本を記憶します。
教科書本が決まりましたら、黙読ではなく、耳栓をして音読を行います。
理由は、耳栓をして音読を行うことで、骨伝導により声が頭の中で響くため、集中力が高まるからです。
また、音読は、発声する必要があるため、読み飛ばし予防にもつながります。
教科書本がお決まりの方は、まずは耳栓音読法を試してみてはいかがでしょうか?
③聴覚記憶法により、教科書本を音で覚えます。
耳栓音読法を行いながら、スマホやボイスレコーダーなどで、ご自身の声を録音します。
教科書本を録音しておくことで、通勤や通学時間などのスキマ時間を有効活用することが可能です。
耳栓音読法に加えて、聴覚記憶法も実践することで、教科書本を効率良く記憶できます。
スマホを仕事などで利用している方は、ボイスレコーダーをご準備すると良いかと思います。
④分野ごとに、学習の優先順位を決定します。
効率良く独学合格するためには、学習の優先順位を決めることが重要です。
下表に、近年の宅建試験の構成を示します。
科目 | 分類 | 出題数 | 問題番号 | |
---|---|---|---|---|
権利関係 | 民法 | 10問 | 14問 | 問1~問14 |
借地借家法 | 2問 | |||
建物の区分所有等に関する法律 | 1問 | |||
不動産登記法 | 1問 | |||
法令上の制限 | 都市計画法 | 2問 | 8問 | 問15~問22 |
建築基準法 | 2問 | |||
宅地造成等規制法 | 1問 | |||
土地区画整理法 | 1問 | |||
農地法 | 1問 | |||
国土利用計画法 その他の法令上の制限 | 1問 | |||
税その他 | 国税 | 1問 | 3問 | 問23~問25 |
地方税 | 1問 | |||
地価公示法 不動産鑑定評価基準等 | 1問 | |||
宅建業法 | 宅地建物取引業法 | 19問 | 20問 | 問26~問44 |
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律 | 1問 | 問45 | ||
免除科目 | 住宅金融支援機構法 | 1問 | 5問 | 問46~問50 |
不当景品類及び不当表示防止法 | 1問 | |||
統計 | 1問 | |||
土地 | 1問 | |||
建物 | 1問 |
この表をもとに、学習の優先順位の例をご説明します。
☆☆☆:学習の優先順位が最も高い項目
「宅建業法」が、学習の優先順位が最も高いです。
理由は、宅建試験の中で、出題数が「19問」と一番多く、全体の38%を占めているからです。
☆☆:学習の優先順位が高い項目
「民法」「借地借家法」「都市計画法」「建築基準法」が、次に学習の優先順位が高いです。
「民法」「借地借家法」は、読解力や思考力がとわれるため、学習に時間がかかります。
出題数も合計で「12問」と、全体の24%を占めています。
「都市計画法」「建築基準法」は、覚えることが非常に多いです。
出題数は合計で「4問」と多くはありませんが、1点を争う宅建試験では、重要な分野です。
☆:暗記や過去問学習で対応できる項目
上記5つ以外の項目は、暗記や過去問学習で対応できる出題も多いです。
教科書本や過去問を繰り返すことで、知識の定着をはかると良いかと思います。
⑤1問1答で過去問を解き、理解度を分類します。
過去問を解く際、問題文の正誤を1問1答で解答することが大切です。
そして、理解度を分類することで、ご自身だけの過去問題集を作成すると良いかと思います。
令和2年12月試験の過去問をもとに、解き方の例をご説明します。
上図の場合、正しい解答を選ぶ問題です。
正しい解答を選ぶ場合は、問題文に「〇」と記載します。
間違い解答を選ぶ場合は、問題文に「X」と記載します。
そして、各問題の正誤を判断していきます。
この問題の場合、選択肢1は、「X」であり、選択肢2は、「〇」であると判断できました。
ただし、選択肢3と4は、正誤が判断できませんでした。
このように、選択肢の中で不明な問題がある場合は、「レ点」を記載します。
2回目に解く際は、「レ点」問題だけを解いても良いかと思います。
何度も間違える問題は、「レ点」の数が増えていきます。
このようにして、理解度を分類し、ご自身だけの過去問題集を作成することが重要です。
⑥ポストイットを活用し、苦手な問題を反復学習します。
過去問題集を3周程すると、ご自身が苦手な問題や分野がはっきりしてきます。
苦手な問題が顕在化してきましたら、ポストイットを活用し、反復して学習を行います。
注意点としてましては、正答率が低いD問題などには、固執しすぎないことです。
正答率が高いA問題やB問題などで、理解が及んでいない問題を優先的に反復学習することが大切です。
⑦予想問題を活用し、本番試験対策を実施します。
試験の2~3週間前になりましたら、本番を意識し、予想問題を実施します。
予想問題に取り組む際は、時間を13時から15時に設定し、できるだけ本番と同じ状況で行います。
また、本番の試験問題は、A4サイズですので、同じサイズの書籍を選ぶと良いかと思います。
⑧予想問題では、解く順番を工夫します。
本番の試験では、問1から順番に解く必要はありません。
つまり、ご自身がやりやすい順番で、問題を解くことが可能です。
そのため、予想問題では、本番に合わせて解く順番を工夫すると良いかと思います。
参考までに、下記に解く順番の一例を示します。
解く順番の一例1:宅建業法(問26から問45)
2:免除科目(問46から問50)
3:法令上の制限(問15から問22)
4:税その他(問23から問25)
5:権利関係(問14から問1)
※権利関係のみ、問14から問1に逆順で解いていきます。
上記の順番は一例ですので、過去問や予想問題をやりながら、ご自身に合う解き方を探してみると良いかと思います。
⑨時間短縮のために、マークシート専用のシャーペンを準備します。
宅建試験は、時間との勝負です。
そして、1点を争う試験でもあります。
見直し時間を少しでも多くとるためにも、マークシート用のシャープペンシルを準備してみてはいかがでしょうか?
⑩試験当日は、早めに会場へ出発します。
試験当日は、道路が渋滞したり、公共交通が混雑したりすることも考えられるため、早めに出発することが大切です。
会場へ向かう途中、周囲の話声などが気になる方は、耳栓やイヤホンなどを持参すると良いかと思います。
以上、簡単ではありますが、宅建の独学合格テクニックを10個ご紹介しました。
この記事が、独学合格を目指す方にとって、少しでもお役に立てば幸いです。
合わせて読みたい「資格Hacks」さんのサイトにて、本コラムをご紹介いただきました。
資格取得でお悩みの方は、もしよろしければ下の記事も合わせてご覧ください。
最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。